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楔形文字
「楔形文字〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
楔形文字の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「Mensura Zoili」より 著者:芥川竜之介
消えてしまう。
その後で角顋は、朝日の灰を落しながら、新聞の一枚をとりあげた。
楔形文字《せっけいもじ》のような、妙な字が行列した、所謂《いわゆる》ゾイリア日報....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ルレンの水底にあったことになっている。一八七〇年代のころにこれと全く同様な内容を
楔形文字で記した物語が発見され、その中に英雄シト・ナピスティム(Sit-napi....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
に別個の暗号を作るにすぎないし、またqとbでも同じようだけれど、それでは解答が、
楔形文字か波斯文字みたいになってしまうのだよ」
それから一息いれた体で、冷たく....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
緑石」といい、筑波山などは、これから出来ているということである。 石柱の両面に
楔形文字が彫り付けてある。表面は二十一欄に分ち、一欄毎に六十五行乃至七十五行の文....
「伸子」より 著者:宮本百合子
佃は、力強く否定した。 「史詩や物語も沢山あります。――もっとも、ずっと昔、その
楔形文字の時代は、王がほかの民族を征服した短い記録のようなものが巖なんかに刻まれ....
「読書の今昔」より 著者:寺田寅彦
いう際にはセリュローズばかりでできた書籍は哀れな末路を遂げて、かえって石に刻した
楔形文字が生き残るかもしれない。そうでなくとも、また暴虐な征服者の一炬によって灰....
「一九二七年春より」より 著者:宮本百合子
想がありすぎるのです、 まだ字を知らなかった時から人間はこんな形で(と手の指で
楔形文字の形をこしらえて見せ)思想を表して来た。 それから何万年かの思想がたま....