楚辞[語句情報] »
楚辞
「楚辞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
楚辞の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
じゅう》の『論衡《ろんこう》』に兎の雌は雄の毫《け》を舐《な》めて孕むとある、『
楚辞』に顧兎とあるは注に顧兎月の腹にあるを天下の兎が望み見て気を感じて孕むと見ゆ....
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
イオリンを独習したのは見上げたものだ。※独《けいどく》にして不羣《ふぐん》なりと
楚辞《そじ》にあるが寒月君は全く明治の屈原《くつげん》だよ」
「屈原はいやですよ....
「死者の書」より 著者:折口信夫
し、まだまだ孝経などは、これぽっちの頃に習うた、と言うし、なかなかの女博士での。
楚辞や、小説にうき身をやつす身や、お身は近よれぬわのう。霜月・師走の垣毀雪女じゃ....
「鐘の声」より 著者:永井荷風
よさ》ごとにその力を増すような西風に、とぎれて聞える鐘の声は屈原《くつげん》が『
楚辞《そじ》』にもたとえたい。 昭和七年の夏よりこの方《かた》、世のありさまの....
「西瓜」より 著者:永井荷風
るに、夙《はや》く学生のころから『帰去来《ききょらい》の賦《ふ》』を誦し、また『
楚辞』をよまむことを冀《こいねが》ったのは、明治時代の裏面を流れていた或思潮の為....