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楞
「楞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
楞の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
むとあるは兎中の兎仏ともいうべきものありと説いたので、『宝星陀羅尼経』三に仏が首
楞厳三昧《しゅりょうごんざんまい》に入ると竜に事《つか》うるもの象に事うるものの....
「運命」より 著者:幸田露伴
州金竺長官|司羅永菴の壁に題したまえる七律二章の如き、皆|誦す可し。其二に曰く、
楞厳を閲し罷んで 磬も敲くに懶し。 笑って看る 黄屋 団瓢を寄す。 南来 瘴嶺 ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
私陀を伴い林中に隠る。一日羅摩の不在中、羅史那スルパナカの両耳を切り去る。これは
楞伽(ランカ、今のセイロン)の鬼王羅摩泥(ラーヴァナ)とて、身体極めて長大に十の....
「ビジテリアン大祭」より 著者:宮沢賢治
覚悟《かくご》しよう。仏経に従うならば五種浄肉は修業未熟のものにのみ許されたこと
楞迦経《りょうがきょう》に明かである。これとても最後|涅槃経《ねはんぎょう》中に....
「風流仏」より 著者:幸田露伴
が、さりとては結構づくめ、是は何とした者。 第八 如是力 上
楞厳呪文の功も見えぬ愛慾 古風作者の書そうな話し、味噌越提げて買物あるきせしあ....
「親鸞」より 著者:三木清
全くの邪道である。かような邪道が盛んになるということも末法時の悲しさである。『首
楞厳経』にいう、「わが滅度ののち、末法のなかに、この魔民おほからん、この鬼神おほ....
「法然行伝」より 著者:中里介山
勝法御房 と書いて授けられたから、これを前の真影に押して敬い掲げた。これは首
楞厳経《しゅりょうごんぎょう》の勢至の円通の文である。 又或人が法然の真影を写....
「山の人生」より 著者:柳田国男
の胎内に十六箇月いたというだけが、親に迷惑をかけたといえばかけたのである。和納の
楞厳寺で文字を習い、国上の寺に上って侍童となるまでは不良少年でも何でもなかった。....