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業作
「業作〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
業作の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「読書法」より 著者:戸坂潤
ふきだしたくなることがあった。ところが、私はそうした原稿になれるにしたがって、職
業作家の作品とはまた、おのずから別種のおもしろさを見出すようになったのである」云....
「文学のひろがり」より 著者:宮本百合子
うのは、この場合、職業的作家ではない生活人という意味であって、その動機は、従来職
業作家が、限られた作家的日常の範囲でふれ得ている社会現象、社会感情より昨今の現実....
「十月の文芸時評」より 著者:宮本百合子
心をどうかするという魂のこもったものじゃないんだわ」と、兄伴三のみならず今日の職
業作家の共通な急所を突いてもいる。伴三が本郷の本屋で、高等学校の生徒(梅雄)が自....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
の誰にでも出来るとも云えますまい。鎌倉住いの作家連は出版事業を計画中の由。所謂職
業作家が、彼等の波に漂う精神をもって、新しい日本に何をもたらそうというのでしょう....
「探偵小説とは」より 著者:坂口安吾
探偵作家としての初期の作品は極めて独創的な推理小説から出発しているのであるが、職
業作家として多作を強いられて後は、怪奇小説に走らざるを得なくなった。 もっとも....
「推理小説論」より 著者:坂口安吾
味があるのだから、そうヒョイ/\と卵を生むようなワケには行かず、厳密な意味では職
業作家としては成り立たないのが自然なのである。濫作して、マンネリズムにおちいって....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
事にあり。ただしその窮とは困窮、貧窮等の窮にあらず、人の言路を塞《ふさ》ぎ、人の
業作《ぎょうさ》を妨ぐる等のごとく、人類天然の働きを窮せしむることなり。貧窮、困....