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業所
「業所〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
業所の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「たね子の憂鬱」より 著者:芥川竜之介
……
「出産。生児の衣服、産室、産具……
「収入及び支出。労銀、利子《りし》、企
業所得……
「一家の管理。家風、主婦の心得、勤勉と節倹、交際、趣味、……」
た....
「灰燼十万巻」より 著者:内田魯庵
焼焦だらけの畳の狼籍しているをの前を通って、無事に助かった海苔屋の角を廻って仮営
業所の前へ出ると見物人は愈が上に集っていた。鳶人足がカン/\板囲を打付けている最....
「私たちの建設」より 著者:宮本百合子
害を被るから、各地方に分散させようという表面の目的の外に、田舎の村の中に小さな作
業所をどっさり拵えて、非常に簡単な分業を組織し、農村の婦人達がどんなに未熟練であ....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
同じに公然と登録されているのだからもはや決してルンペンなどではない、実は立派な職
業所有者で失業者の内には数えられない。だが今日では、職業があるか無いかも問題だが....
「アド・バルーン」より 著者:織田作之助
奮して九州へ渡り、高島、新屋敷などの鉱山を転々とした後、昨年六月から佐賀の山城礦
業所にはいって働いているが、もしあの誓約がなかったら今まで生きていたかどうか。思....
「山上湖」より 著者:豊島与志雄
じたであろうか。 「あなたも、あれを見たでしょう。」 私は月光の中に眠ってる作
業所を指さした。 「うむ。案外簡単なことで、つまらなかった。」 「ほんとにつまら....
「二都物語」より 著者:佐々木直次郎
いう、明確な信念に燃えていた。これは決して消極的な信念ではなくて、もっと便利な営
業所に対して彼等が閃かす積極的な武器であった。テルソンは(と彼等は言うのだった)....
「駅夫日記」より 著者:白柳秀湖
始めは大分事が大げさであったのを、幸いに足立駅長が非常に人望家であったために、営
業所長が力を尽して調停してくれてやっと無事に済んだということであった。 そうい....
「ヒトラーの健全性」より 著者:国枝史郎
ないのである。 マジノ線を突破した独逸の戦術も兵器も、一時は、超人間的神業的所
業所産のように喧伝されたが、少しく時日を経た今日にあっては、如上の言葉にあてはま....
「望郷」より 著者:服部之総
彼岸の世界で、私が一晩泊ったのはチャシナイ炭坑であった。正確には三菱鉱業茶志内鉱
業所。炭労茶志内支部を結成している全九百人の坑夫が無期限ゼネストにはいって五日め....
「金山揷話」より 著者:大鹿卓
自分にとってもこのうえもない好都合だと思った。というのは、土田の令兄がS金山の鉱
業所長をしていて、土田も北海道へ行くなら其処へ行けと私にすすめていたからだった。....