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極まりて
「極まりて〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
極まりての前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
飲みて酔哭するし益りたるらし (同・三四一) 言はむすべせむすべ知らに(知らず)
極まりて貴きものは酒にしあるらし (同・三四二) なかなかに人とあらずは酒壺に成....
「日本男子論」より 著者:福沢諭吉
るるの傍《かたわ》らにあらざれば、談者相互の歓心を結ぶに由《よし》なしという。醜
極まりて奇と称すべし。 数百年来の習俗なれば、これを酷に咎《とが》むるは無益の....
「迷信解」より 著者:井上円了
得たる日には、一文も差し上げぬつもりなり』と答えたり」との一話のごときは、人の欲
極まりて神を欺くに至りたるものである。これに類したる話が、先年の『読売新聞』に見....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
なるも、近来旧教すなわちローマ宗の旧燼再び火勢を生ずるに至り、ヤソ教の進路すでに
極まりて旧途に復するの状あり。これによりて将来を卜するに、第二十世紀のヤソ教はく....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
、九時の急行にて首府サンチアゴ市に至る。鉄車は渓谷の間を縫いてようやく登り、登り
極まりてまた下る。山に樹木なく、渓に流水なく、殺風景なるも、当面にアンデス連峰の....