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「極妙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

極妙の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
蟠「丁度|好《よ》い幸いだ、貴公が来たのは妙だ、貴公の姿《なり》の拵えなら至極妙だ、少し折入《おりい》って頼みたいことがある、今に秋田穗庵が来るから穗庵から....
婦系図」より 著者:泉鏡花
ない、早手廻しに、娘の縁談は、惚れてる男に任せるんです。いかがでしょう、先生、至極妙策じゃありませんか。それともまた酒飲みの料簡でしょうか。」 と串戯のように....
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝」より 著者:三遊亭円朝
来年の三月でなければ解けねえから、知れる気遣えはねえが、どうだえ」 又「これは至極妙策、成程|宜い策だが、ポッポと火を焚いたら、又巡行の査官に認められ、何故火を....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
湯の中へ身を沈め、芋こじりの御多分となって、いい気持で面を撫《な》でていること至極妙です。 七兵衛はすっかり安心しきって、人混みに隠れて湯にぴったりとつかり込....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ではありませんか」 駒井からこう言われて、それを拒む白雲ではありません。 「至極妙です――早速手配をしましょう」 ここで、駒井と白雲とが、二人の船夫《せんど....
南国太平記」より 著者:直木三十五
表面は、柔かであるが、いい出したら退かぬし、尤もな意見であったから 「御高説、至極妙と存じます」 と、黒田が、いった。 「何分とも――」 と、宗城が、顔を上....
三国志」より 著者:吉川英治
―次に周瑜からの書簡をひらいて一読し終ると、 「ウーム、なるほど、周瑜の考えは至極妙だ。これこそ天来の鬼謀というものだろう」 と、しばらく、熟慮にふけり、やが....