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極左
「極左〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
極左の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「党生活者」より 著者:小林多喜二
らかさないと、闘いにならないと思うんだ。量から質への転換だからな。――俺、それは
極左的でないと思うんだが、どうだろう?」 須山は、誰かゞそれを「
極左的だ」と云....
「蠅」より 著者:海野十三
に十五万ヴォルトの送電線に触れて死ぬまで、さんざんに暴れまわった。 第二話
極左の蠅 その頃、不思議な病気が流行った。 一日に五六十人の市民が、パタリパ....
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
とかいう事になって、実の所をいうと然ういう人は横着者だね」 殿「成程左様じゃ、至
極左様じゃ、正道潔白な事じゃ、これ權六、以来予に悪いことが有ったら其の方|諫言を....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
いろうばい》をかくして、 「ホホウ、そうでござったかな」 「それまであそこは、京
極左中様のお屋敷で、どうも手前どもの先祖は、人様のお屋敷へ忍びこんで、財産を埋め....
「怪談牡丹灯籠」より 著者:三遊亭円朝
むと御遺言書にありましたが、事によると殿様の生れ変りかも知れません」 相「おゝ至
極左様かも知れん、娘も子供が出来てからねえ、嬉し紛れにお父様私は旦那様の事はお案....
「ソヴェト文壇の現状」より 著者:宮本百合子
階級的芸術家の任務を自得したと信じた。 だが、誰にでもわかる通り、これは誤った
極左機械主義だ。「ラップ」が、現実から闘いとったプロレタリア・リアリズムの本道は....
「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」より 著者:宮本百合子
「同伴者《パプツチキ》」の反革命的要素と飽くまで闘争しながらも、自己の陣営内で、
極左的傾向を注意ぶかく批判したわけがここにあるのである。 プロレタリア詩人、ベ....
「前進のために」より 著者:宮本百合子
ニン的段階の確立のための推進、文学における党派性などについての理解が、彼女には「
極左的」な響と感じられているのであろうか。 もしそうであるとすれば、同志神近は....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
される。 世界観とである。 一般的は往々吾々を欺く、夫は丁度、排斥されるべき
極左的偏向が無意識的に、往々は実に意識的に、反動を代表するのと同じである。 で....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
落すのは酷といわねばなりません。 しかし右の毒茸族のうちでも、今宵の犯罪者は、
極左に属したものでないことだけは、不幸中の幸でありました。 毒茸党の
極左に属す....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
。先輩たるフォアのように、指揮権を高くかざした後に自由を高くふりかざした。左党と
極左党との間に席を占め、未来の吉凶を顧慮しないので民衆から愛せられ、かつて皇帝に....
「戦争論」より 著者:坂口安吾
私も、元来、政治に於ては、方便を是とするものである。政治に於ては、私は、極右も、
極左も、とらない。もっとも、文学に於ては、そうではない。人間の生き方の究極という....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
静坐のあとは遥拝だった。――これは皇大神宮と皇居に対する儀礼で、その当時は、
極左分子や一部のキリスト教徒以外の全国民によって当然な国民儀礼と認められ、集団行....
「新撰組」より 著者:服部之総
されていた。ところで肥後に会同した清河その他に、薩藩左派の抬頭を報じてやがて薩藩
極左派と連絡できる素因をつくったのは長州竹崎の商人|白石廉作《しらいしれんさく》....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
たしましたは、全く親父が草葉の蔭から守ってくれましたのでございましょう」 小「至
極左様、大きにそうかも知れない、併し心配するな、私は殿様から預り中に、御家御伝来....