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極秘
「極秘〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
極秘の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「深夜の市長」より 著者:海野十三
六時、市長室に於てピストル自殺を企て重傷を負った。銃声に愕いて駈付けた守衛のため
極秘裡に直ちに市内某区の○○病院に搬び込まれたが危篤である。尚、市長は午後七時十....
「国際殺人団の崩壊」より 著者:海野十三
の如くに利用していた。殊に博士が所長を勤める研究所にあっては、所外不出ではあるが
極秘裡に、数々の恐ろしい実験がくりかえされていた。たとえば、その一つの部屋を窺っ....
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
んかしてないさ」 課長は椅子にふん反りかえった。 しかし被害者の実兄の住所を
極秘にしていることは、何か特別のわけがなければならなかった。課長がすこし弱り目を....
「少年探偵長」より 著者:海野十三
らゆる什器や家具を調べ、今は、壁をかるく叩いてまわっている。どこかに彼の知らない
極秘の隠し場所があるかもしれないと思ったからだ。だがみんな失敗だった。 (無い。....
「金属人間」より 著者:海野十三
これは針目博士が、他人にのぞかせることをきらっている密室のひとつなのであるから、
極秘《ごくひ》の生きている標本室《ひょうほんしつ》といった方がいいのだろう。 ....
「人造人間の秘密」より 著者:海野十三
とく、ベルギー国から引揚げてしまったことになっていたのだ。私は、或る事情のため、
極秘にこの土地にのこっていたのだ。だから、もしドイツ兵に見つかれば、有無をいわさ....
「人造人間戦車の機密」より 著者:海野十三
り願ってこいと申されました。どうぞ、ぜひに……」 「あれッ。ちょっと待て。わしが
極秘にしている人造人間戦車の発明を、どうして、どこで知ったか」 「それはもう、地....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
たわけです。それからこっちは、艇長たる私が、貴方の身体も生命も共に預ったのです。
極秘の旅行ですから、ちょっと睡って貰ったのです。もう大丈夫ですから安心してくださ....
「火星兵団」より 著者:海野十三
「新田さん、怒っちゃあいけませんよ。実は私たちは、蟻田博士が変だと思ったので、
極秘のうちに、博士を病院に入れてあるのです」
「えっ、博士を、……」
「何しろあ....
「怪塔王」より 著者:海野十三
。この司令官には、池上少将が任命されましたが、この秘密艦隊は、それこそまったくの
極秘のうちにつくられたので、海軍のなかでも知らぬ人がたくさんありました。 怪塔....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
一万|噸巡洋艦でも追駈けることができますよ。――いや、まだ驚くことがある。これは
極秘中の
極秘であるが、この飛行島には最新式のハンドレー・ページ超重爆撃機――そい....
「古狢」より 著者:泉鏡花
知です。すぐ帰りますから。)―― 分外なお金子に添えて、立派な名刺を――これは
極秘に、と云ってお出しなすったそうですが、すぐに式台へ出なさいますから、(ちょっ....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
の胸に懐いていること位は、何も彼もくわしく判っているぞ、と仰せられて、私が今まで
極秘にして居った、ある一つの事柄……大概お察しでございましょうが、それをすつぱり....
「阿Q正伝」より 著者:井上紅梅
でくれて、昼にもならぬうちに全村の人心は非常に動揺した。船の使命はもとより趙家の
極秘であったが、茶館や酒屋の中では、革命党が入城するので、挙人老爺がわれわれの田....
「『十八時の音楽浴』の作者の言葉」より 著者:海野十三
した科学手段によって監理される日が来るであろうことを示唆したもの。今日世界各国が
極秘のうちに研究していると伝えられる怪力線とか殺人光線とかいったものは、人を殺し....