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「楽毅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

楽毅の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
死者の書」より 著者:折口信夫
其|御胎にいらせられる――筋から申せば、大叔母御にもお当り遊ばす、今の皇太后様の楽毅論。此二つの巻物が、美しい装いで、棚を架いた上に載せてあった。 横佩大納言と....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ンドン やったがましだろ 武侯の中流|呉起《ごき》が立策 七十余城を一時に落した楽毅《がっき》が行い よくよく目をつけ考えみなせえ 野呂間《のろま》じゃ天下の助....
三国志」より 著者:吉川英治
栄達の門、みな彼の志を入れるにはせまかった。 春秋の宰相|管仲、戦国の名将軍|楽毅、こうふたりを心に併せ持って、ひそかに、 (わが文武の才幹は、まさにこの二人....
三国志」より 著者:吉川英治
相違があるというものだ」 「なぜですか」 「先生はみずから常に自分を春秋の管仲、楽毅に比していたそうですが、古の英雄が志は、天下万民の害を除くにあり、そのために....
三国志」より 著者:吉川英治
天下を纂奪する野心があるのでないかなどという者があるかもしれぬが、われ少年の日、楽毅之伝を読むに――趙王が兵を起して燕国を討とうとしたとき、楽毅は地に拝伏し、そ....
三国志」より 著者:吉川英治
偽善にまどわされ、その過れる覇道にならって、自己の大才を歪め、みずから古の管仲、楽毅に比せんなどとするは、沙汰のかぎり、烏滸なる児言、世の笑い草たるに過ぎぬ。真....
正倉院展を観る」より 著者:吉川英治
返った夢でもみるかもしれないと思ったほどだ。 博物館の第一室では、いきなりあの楽毅論の臨書にふれ、光明皇后その人をじかに見た気がしたのである。華|奢高遊の風流....