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榲
「榲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
榲の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「将軍」より 著者:芥川竜之介
さん。」
「雨?」
少将は足を伸ばしたまま、嬉しそうに話頭を転換した。
「また
榲※《マルメロ》が落ちなければ好《い》いが、……」
(大正十年十二月)....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
葉のウエンシリ山をつい鼻のさき見る。小机一つ火の気の少ない箱火鉢一つ。床には小杉
榲邨の「淡きもの味はへよとの親こゝろ共にしのびて昔かたらふ」と書いた幅を掛けてあ....
「神話と地球物理学」より 著者:寺田寅彦
流が山の谷や沢を求めて合流あるいは分流するさまを暗示する。「またその身に蘿また檜
榲生い」というのは熔岩流の表面の峨々たる起伏の形容とも見られなくはない。「その長....
「シェイクスピアの郷里」より 著者:野上豊一郎
で、月桂樹《ベイ》、梨《ペア》、山櫨《メドラ》、木瓜《ぼけ》に似た花を付けている
榲※《クインス》、ホーソーン、えにしだ、等々。かなりたくさんな種類で、一々名前が....