»
槊
「槊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
槊の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
ても、涅槃経に「善男子正法を護持せん者は五戒を受けず威儀を修せずして刀剣|弓箭鉾
槊を持すべし」「五戒を受持せん者あらば名づけて大乗の人となすことを得ず。五戒を受....
「運命」より 著者:幸田露伴
。真身に十余|創を被り、自ら馬上に刎ぬ。安いよいよ逼りて、燕王に北坂に遇う。安の
槊ほとんど王に及ぶ。燕の番騎指揮王騏、馬を躍らせて突入し、王わずかに脱するを得た....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
つつ、「月明らかに星|稀《まれ》にして、烏鵲《うじゃく》南《みんなみ》に飛ぶ」と
槊《さく》を馬上に横たえて詩を賦したのも丁度斯様いう夜であった。江州日野五千石ば....
「陽炎座」より 著者:泉鏡花
輝いて淀んで、漾い且つ漲る中に、蚊を思うと、その形、むらむら波を泳ぐ海月に似て、
槊を横えて、餓えたる虎の唄を唄って刎ねる。…… この影がさしたら、四ツ目あたり....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
艫《じくろ》千里、旌旗《せいき》空ヲ蔽《おほ》フ、酒ヲソソイデ江ニ臨《のぞ》ミ、
槊《ほこ》ヲ横タヘテ詩ヲ賦ス、マコトニ一世ノ雄ナリ、而シテ今|安《いづ》クニカ在....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
六臂のおのおのの持つ得物得物を調べてみると、合掌するもの、輪《りん》をとるもの、
槊《さく》を執るもの、索《さく》を執るもの、羅《ら》を握るもの、棒を揮《ふる》う....
「取舵」より 著者:泉鏡花
ら、誰だッて漕げるさ、けれどもね、その体度だ、その気力だ、猛将の戦に臨んで馬上に
槊を横えたと謂ッたような、凛然として奪うべからざる、いや実にその立派さ、未だに僕....
「天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
タ、ナイショ/\と。 歌声の中に幕開く。柵前、左手、桜の下あたりに腰を下ろして
槊杖で小銃の銃身を掃除している遊隊隊士一。稽古着に剣道用の胴、草ずりをつけ、大刀....
「斬られの仙太」より 著者:三好十郎
ナイショナイショと。 (歌声の中に幕開く。柵前、左手、桜の下あたりに腰を下して
槊杖で小銃の銃身を掃除している遊隊々士一。稽古着に剣道用の胴、草ずりをつけ、大刀....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
である。 2 「善男子正法を護持せん者は五戒を受けず威儀を修せずして刀剣|弓箭鉾
槊を持すべし。」 「五戒を受持せん者あらば名づけて大乗の人となすことを得ず。....