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「構想力〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

構想力の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
道徳の観念」より 著者:戸坂潤
ティーを得、例のギャップを飛躍する自由を得るのである。この機能は空想力(想像力・構想力)とか象徴力とか誇張力とかアクセント機能とかだ。 こうして大体象徴的な性....
大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
りかえれば一目瞭然たるものがあるであろう。 そうした意味で、個人的な、作家的な構想力のみにたよらず、広い世間から、読書から、史実から得た科学的智識の構想をかり....
旅愁」より 著者:横光利一
、敵をゆるゆる料理するように遠方から締めて来た。東野よりずっと若い久慈は、論敵の構想力の廻転が妙な風に食い物から来たのを感じると、いよいよこれは敵を誤ったと悟り....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
ない。客観(存在)は主観(意識)から独立に存在するし、主観は客観と関係なく色々な構想力を発揮することが出来る。存在上本当の同一性は、存在と意識とが夫々その歴史を....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
然科学者、群集心理や催眠術に於ける示唆の役割の説明、先天的空想力(カントの先験的構想力)による認識理論や芸術理論、それから文学に於ける誇張の積極的な役割の提唱(....
文学に於ける構想力」より 著者:豊島与志雄
文学に於ける構想力 豊島与志雄 文学は真実なものであらねばならぬこと、勿論である。この真実....
三木清を憶う」より 著者:豊島与志雄
れない。ただ残念である。彼自身も残念であったろう。 生前の三木の仕事としては「構想力の論理」を頂点にあるものとしたい。然しそれさえも、第一部が出版され、第二部....
物理的空間の成立まで」より 著者:戸坂潤
ildungskraft に外ならない。一般に現実意識を齎すものは実にこの生産的構想力である。生産的構想力が空間直観を成り立たせるレーゲルこそこの順次総合に外な....
「菊池寛全集」の序」より 著者:芥川竜之介
何か著しい特色? ――世間は必ずわたしと共に、幾多の特色を数え得るであろう。彼の構想力、彼の性格解剖、彼のペエソス、――それは勿論彼の作品に、光彩を与えているの....
解釈学と修辞学」より 著者:三木清
理は行為的直観の論理を現わすということができる。ところでロゴスとパトスとの統一は構想力において与えられている。フンボルトによれば、構想力は矛盾する性質を結合し得....
自己を中心に」より 著者:三木清
いものだ。そこで私は雑誌連載という形式を選んでみたのである。『思想』に連載中の「構想力の論理」、『文学界』に書いている「人生論ノート」、それから新たに『知性』に....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
は、幾多の経典や幾多の仏像によって培われて来た、永い、深い、そうしてまた自由な、構想力の活動の結晶なのである。そこにはインドの限りなくほしいままな神話の痕跡も認....