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「槎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

槎の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
子には、ひょろひょろとした南天の影|手水鉢をおおうてうつむきざまに映り、右手には※たる老梅の縦横に枝をさしかわしたるがあざやかに映りて、まだつぼみがちなるその....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
の身には当りません。こうなると神尾は再び激昂を始めました。 お銀様と神尾とは、※《さが》たる梅の大木を七たび廻って、追いつ追われつしています。 「誰か来て下....
沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
い紫の花が、梵鐘形をして咲いている。家々の庭園には焔のような柘榴の花が珠をつづり※たる梅の老木の蔭の、月の光の差し入らない隅から、ホッ、ホッと燃え出る燐の光は....
新西遊記」より 著者:久生十蘭
ベルリンで Karawanen-Reise in Sibilien(「西比利亜征旅行」)という本を刊行した。イルクーツクからトスムスクまでの千八百粁の見事な素....
三国志」より 著者:吉川英治
たが、楊儀は文吏である。どうしようと色を失った。 「心配はない。日数はかかるが、山の間道を辿れば、桟道によらず、南谷のうしろへ出られる」 嶮岨、隘路を迂回し....