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様子見
「様子見〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
様子見の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「虚構の春」より 著者:太宰治
ん。」 月日。 「拝啓。その後、失礼して居ります。先週の火曜日(?)にそちらの
様子見たく思い、船橋に出かけようと立ち上った処《ところ》に君からの葉書|来《きた....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
げ、やっぱりおこもりにつかわしましたのでござります」 「その間に祈祷所とやらへ、
様子見に参ったことはなかったか」 「おきれいなお比丘尼さまでござりましたゆえ、安....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
顔を見ればひと目にわかる。つら構えからしてにぎやかにできておるからのう。ひと走り
様子見にいってくれぬか」 「ようござんす。みなさまこのとおりご陽気になっていらっ....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
っぱり恋しいおかたはおかた――そのごどうしたじゃろうと存じまして、夜ふけにそっと
様子見に参りましたら、次郎松がお嬢さまのお家出をなさった話の末に、あのにしきの守....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
も業腹で寝られませんからね、当たって砕けろと思って、実あこっそり小田切のお屋敷へ
様子見に出かけたんでがすよ。するてえと、裏口の不浄門がこっそりあいて、中間かなん....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
いることであろうゆえ、うわさを聞いて心当たりがあらば、これなる仁と同藩家中の者が
様子見になりと参らねばならぬはずじゃが、それと思われる者は見かけなんだか」 「は....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
ねえおれだが、――急に年が寄ったかな。ちっと帰りが長引きすぎるようだ。ひとっ走り
様子見にいってきなよ」 促して、伝六を走らせようとしているところへ、雪の表の道....
「縮図」より 著者:徳田秋声
うに見えるらしかった。均平の亡くなった妻の姉が、誰よりも銀子に苦手であり、それが
様子見に来ると、女中の態度まてががらり変わるのもやりきれないことであった。 し....
「安重根」より 著者:谷譲次
訊き合わせに来るし、今度は、李先生まで心配して、さっき黄成鎬の家へ白基竜のやつを
様子見にやったんだが――。 柳麗玉 ええ。安さんはウラジオへ出て来れば、黄成鎬さ....
「その年」より 著者:宮本百合子
ころを四日ばかり風邪ということにして休んで、汽車で四五時間はなれた町のある工場へ
様子見に行った。その留守に、いま勤めている工場の主任がわざわざ家へやって来て、い....
「風流仏」より 著者:幸田露伴
頬摺して膝の上に乗せ取り、護謨人形空気鉄砲珍らしき手玩具数々の家苞に遣って、喜ぶ
様子見たき者と足をつま立て三階四階の高楼より日本の方角|徒らに眺しも度々なりしが....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
の晩は良ちゃん、てっちゃん、池田さん、詩の金さん、戸台さん、栄さん、手つだいやら
様子見やらに来て、十一人位で夕飯をたべました。 上落合の家にいたときは、大体独....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
がもう火の手です。やっぱり電話局よ、白いからね、と見ているうちに火はひろがり外へ
様子見に行った菅谷君の話では電話局の前の通りで林さんというお医者もやけてしまった....
「ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
。 やがて、鉄扉は長らくの打撃にたえかねたとみえ、ぐゎらりと内部に落ち込んだ。
様子見澄ました公爵は、おもむろにハンカチで指をぬぐってから、コン吉に、 「さ、ど....
「樹氷」より 著者:三好十郎
に頼んで四五日中にでもここの建て前にやって来るつうから、県庁の斉藤さんに頼まれて
様子見かたがた、やっち来ただけだ、俺あ。こいだけ地形が出来てれば、オーライだらず....