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「樋竹〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

樋竹の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
満韓ところどころ」より 著者:夏目漱石
れる河の厚さは昨日《きのう》と同じようにほとんど二三寸しかないが、その真中に鉄の樋竹《といだけ》が、砂に埋《うも》れながら首を出しているのに気がついたので、あれ....
二、三羽――十二、三羽」より 著者:泉鏡花
置くと、午少し前の、いい天気で、閑な折から、雀が一羽、……丁ど目白鳥の上の廂合の樋竹の中へすぽりと入って、ちょっと黒い頭だけ出して、上から籠を覗込む。嘴に小さな....
巷の声」より 著者:永井荷風
、日に曝した雨傘のかげからは雀がぱっと飛び立つなど、江戸のむかしに雨の晴れた日|樋竹売《とよだけうり》の来たという其の頃の情景もおのずから思合される。 薬を売....