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「樗蒲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

樗蒲の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
幻談」より 著者:幸田露伴
いうよりほかはない、吉は素直にカシを抜いて、漕《こ》ぎ出しながら、 「あっしの樗蒲一《ちょぼいち》がコケだったんです」と自語的《しごてき》に言って、チョイと片....
坊っちゃん」より 著者:夏目漱石
言い抜《ぬ》けられるような手段で、おれの顔を汚《よご》すのを抛《ほう》っておく、樗蒲一《ちょぼいち》はない。向こうが人ならおれも人だ。生徒だって、子供だって、ず....
猿飛佐助」より 著者:織田作之助
おもむろに嫌味たっぷりな唇から吐き出すのは、何たる軽佻浮薄、まるで索頭持だ、いや樗蒲打だ、げすの戲作者気質だなどという評語であったろうが、しかしわが猿飛佐助のた....
貧乏」より 著者:幸田露伴
ア遣てる間がねえから汝に算段させたんで、合百も遣りゃあ天骰子もやる、花も引きゃあ樗蒲一もやる、抜目なくチーハも買う富籤も買う。遣らねえものは燧木の賭博で椋鳥を引....
世間師」より 著者:小栗風葉
まっちゃ明日困るからな。」と銭占屋は腹巻を※りひっ込む。 「へ、人の嚊を張ったり樗蒲一張ったり、そうは張りきれねえやな。」 「何だと?」 「なあに、お前は深切者....