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樗蒲一
「樗蒲一〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
樗蒲一の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幻談」より 著者:幸田露伴
いうよりほかはない、吉は素直にカシを抜いて、漕《こ》ぎ出しながら、 「あっしの
樗蒲一《ちょぼいち》がコケだったんです」と自語的《しごてき》に言って、チョイと片....
「坊っちゃん」より 著者:夏目漱石
言い抜《ぬ》けられるような手段で、おれの顔を汚《よご》すのを抛《ほう》っておく、
樗蒲一《ちょぼいち》はない。向こうが人ならおれも人だ。生徒だって、子供だって、ず....
「貧乏」より 著者:幸田露伴
ア遣てる間がねえから汝に算段させたんで、合百も遣りゃあ天骰子もやる、花も引きゃあ
樗蒲一もやる、抜目なくチーハも買う富籤も買う。遣らねえものは燧木の賭博で椋鳥を引....
「世間師」より 著者:小栗風葉
まっちゃ明日困るからな。」と銭占屋は腹巻を※りひっ込む。 「へ、人の嚊を張ったり
樗蒲一張ったり、そうは張りきれねえやな。」 「何だと?」 「なあに、お前は深切者....