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標す
「標す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
標すの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
刈り残した稈《わら》を獣形に作りもしくは獣の木像で飾る、これ穀精《こくのせい》を
標すのでその獣形種々あるが、欧州諸邦に兎に作るが多い、その理由はフレザーの大著『....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
。然しそこは引受人のない身許不明の屍体を仮りに埋葬した所だった。墓石はもとより墓
標すらなく、埋葬した当時にホンの少しばかり盛り上っていた土も雨に流され、風に曝さ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
根に大破殺力ありとしたので、惟《おも》うに琉球の墓も本に還るてふ意味と兼ねて死を
標すために女根に象ったであろう。すべて生物学上から見ても心理学上から見ても生殖の....
「経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
は、もし銀行が、流通している紙幣の絶対量を顧慮せずに、私がかくもしばしば挙げた指
標すなわち本位たる地金の価格によって、その貸出及び紙幣発行を左右するならば、その....
「旃陀羅考」より 著者:喜田貞吉
ておる。この「竹を撃つ」と云うことは、或いは「木を撃つ」とも、また「鈴を揺かして
標す」ともあって、いずれも自ら旃陀羅なることを
標するの作法である。かくて行人はこ....