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標の
「標の〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
標のの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦系図」より 著者:泉鏡花
」 と図に乗って饒舌るのを、おかしそうに聞惚れて、夜の潮の、充ち満ちた構内に澪
標のごとく千鳥脚を押据えて憚からぬ高話、人もなげな振舞い、小面憎かったものであろ....
「生まれいずる悩み」より 著者:有島武郎
される。勢いで走りつづける船足は、舵のために右なり左なりに向け直される。同時に浮
標の付いた配縄の一端が氷のような波の中にざぶんざぶんと投げこまれる。二十五町から....
「深夜の市長」より 著者:海野十三
めなければならないあの昼間のT市と同じ市街なのであろうか。否々、これは全く別の座
標の上に立っている別の市街なのだ。 僕は深夜の散歩を好むのあまり、饒舌を弄しす....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
には、数人の職人が居て、品物を選り別けたり、特別のものを作ったりして、その上に商
標のついた帯をつけ、重い束を天井に一杯釣り上げ、別に箱に収めて積みあげるのだった....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
月二十一日 戦災無縁墓の現状が毎日新聞にのっている。 雨に汚れた白木の短い墓
標の林立。「無名親子の墓」「娘十四、五歳、新しき浴衣を着す」「深川区毛利町方面殉....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
るしは、黒いバラの花でした。さっきぼくが見たとき、カンバスの下から出ているあの浮
標のうえに、たしか、その黒いバラのしるしのあるのをみとめました」 この話は、大....
「山と雪の日記」より 著者:板倉勝宣
にいたらばと思って、一人でくやしかった。 霞沢岳 頂上は狭い。三角
標の下に腰を下ろすと、そこいらのはい松の上で、ぶよのなく声が聞えてくる。日光は、....
「地獄の使者」より 著者:海野十三
をとった、そして黄色く乾涸びたような貧弱な暗い女性だった。痩せた顔は花王石鹸の商
標のように反りかえっていて、とびだしたような大きな目の上には、厚いレンズの近視鏡....
「今昔ばなし抱合兵団」より 著者:海野十三
その脇に吊しておいた非常袋を掴むが早いか、部屋をとびだして、街路を駈けだした。目
標の市民防空壕は、五百ヤードの先である。 息せき切って防空壕に辿りついたはいい....
「人造人間エフ氏」より 著者:海野十三
ま泳いでいました。とにかく追跡しているうちに、その怪人は、海中に出ている大きな浮
標のようなものに泳ぎつき、そのうえによじのぼったんです。浮
標の上からも、数人の水....
「みさごの鮨」より 著者:泉鏡花
山奥の人身御供から助出されたもののようであった。 左山中|道、右桂谷道、と道程
標の立った追分へ来ると、――その山中道の方から、脊のひょろひょろとした、頤の尖っ....
「菎蒻本」より 著者:泉鏡花
の家の戸を鎖した、寂しい町の真中に、六道の辻の通しるべに、鬼が植えた鉄棒のごとく
標の残った、縁日果てた番町|通。なだれに帯板へ下りようとする角の処で、頬被した半....
「犬」より 著者:アンドレーエフレオニード・ニコラーエヴィチ
る畠であった。所々丘のように高まって居る。また低い木立や草叢がある。暫く行くと道
標の杙が立って居て、その側に居酒屋がある。その前に百姓が大勢居る。百姓はこの辺り....
「星女郎」より 著者:泉鏡花
にも紫にも咲交じった花もない、――それは夕暮のせいもあろう。が第一に心懸けた、目
標の一軒家は靄も掛らぬのに屋根も分らぬ。 場所が違ったかとも怪しんだ、けれども....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
せらるるかを明らかにすべきであると信ずる。国民の緊張、節約等は適切なるこの国家目
標の明示により最もよく実現せらるるであろう。今日のやり方は動もすれば百年の準備あ....