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標高
「標高〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
標高の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「上高地風景保護論」より 著者:小島烏水
これを日本アルプスの他の山岳と比較すると、赤石山系の最高点、白峰の北岳などは、
標高三千百九十二|米突《メートル》を有して、高さは槍ヶ岳を圧し、形容の尖鋭かつ峻....
「高山の雪」より 著者:小島烏水
)白山(二六八七|米突《メートル》)である。それから日本全国中、富士山に次いでの
標高を有する、私共のいわゆる日本南アルプスの第一高峰|白峰《しらね》(三一九二米....
「日本山岳景の特色」より 著者:小島烏水
脊髄骨ともなり、または日本本州という大館を支える鉄骨ともなって、海抜一万尺前後の
標高を示して谷地(河内という称呼はおのずから谷地を暗示している)の四周に、あるい....
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
…」 「そうなんだ。地球が発狂したのでもなければ、この一万数千トンもある巨船が、
標高五千十七メートルのヘルナー山頂に噴きあげられた理由が説明できんじゃないか。も....
「白妖」より 著者:大阪圭吉
山が馬の背のような際立った分水嶺を形作っているのだが、岳南鉄道株式会社はこの平均
標高二千五百|呎の馬の背の尾根伝いに山地を買収して、近代的な明るい自動車道を切り....
「単独行」より 著者:加藤文太郎
杭と兵庫県の国有林の杭が打ってあります。実にこの頂上こそ海抜一三四四メートル六の
標高を有し、兵庫アルプス南方の重鎮兵庫御嶽の絶頂であります。オオそこには三角点が....
「春の槍から帰って」より 著者:板倉勝宣
によるのであろうから好天気の日は多いと思う。肩から非常に時間を要する。私は小槍の
標高より少し上まで行ったが、それで考えると登り二時間は大丈夫かかると思う。 肩....
「火星探険」より 著者:海野十三
い。これまでに研究せられたところでは、火星の空気の濃さは地球で一番高いといわれる
標高八千八百八十二メートルのエベレスト峯頂上の空気よりももっと稀薄《きはく》であ....
「山の湯雑記」より 著者:折口信夫
のを含んでいるようである。私は此湯場を中心にした色々な湧き場を歩いて見た。ここは
標高はわりに低いから、真夏の今頃よりは、もっと涼風立って、農村の忙しくなった時分....
「学生と読書」より 著者:倉田百三
準を異にする。プラトンとダンテとを読むと読まないとではその人の理念の世界の登攀の
標高がきっと非常に相違するであろう。 高さと美とは一目見たことが致命的である。....
「穂高岳槍ヶ岳縦走記」より 著者:鵜殿正雄
る。これ畢竟神の片影なる穂高ちょう、理想的巨人の御陰だろうとしみじみ感ぜられた。
標高千米突内外の筑波や箱根では、麓で天候を予想して登っても、大なる失策はなかろう....
「可愛い山」より 著者:石川欣一
、詰らなかったら、下りて来て麓から見ればよい。 この山、その名を雨飾山といい、
標高一九六三米。信州の北境、北小谷、中土の両村が越後の根知村に接するところに存在....
「涸沢の岩小屋のある夜のこと」より 著者:大島亮吉
ろだから、動くのも不自由だ。だから奥の方へ頭を突込んで横になったきりにしている。
標高があるだけに天気の悪いときはずいぶん寒い。雨も岩の庇から降りこんだり、岩をつ....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
海岸からサルジニアに進入するためにはサボナから西北方アルタールを越える道路(峠の
標高約五百メートル)が最良で、少し修理すれば車を通し得る状態であった。ところがナ....
「黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
して、小黒部谷の支流中ノ谷の河原に野営。 毛勝山と猫又山との中間に位する尖峰は、
標高不明なるも毛勝山(二四一四米)よりは少し高いようである。目測では二四二〇米を....