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「模写説〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

模写説の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
科学論」より 著者:戸坂潤
ぬ。エンゲルス『フォイエルバハ』、レーニン『唯物論と経験批判論』を見よ。――なお模写説に就いては、右の二著書の外に、マルクス「フォイエルバハ論綱」、エンゲルス『....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
である。 一体物質――それは唯物論的にしか理解されない概念だ――の認識は、普通模写説と呼ばれる考え方によって説明される他に道を有たない。なぜなら物質は結局かの....
認識論とは何か」より 著者:戸坂潤
説には行かないのだから、結局、この指向性という意識の機能は、客観との関係に於て、模写説に帰すると批評されているわけである。 吾々も亦、一種の模写説を仮定しよう....
辞典」より 著者:戸坂潤
、同様に観念論の存在観にも根拠がないということになる。それから認識は模写だという模写説は実は認識そのものの一つの説明というよりも、認識ということの同語反覆的な云....
哲学入門」より 著者:三木清
、それは先ず客観或いは対象の超越に関わっている。 真理についての自然的な見方は模写説と呼ばれている。模写説は、観念と存在との一致が真理であると考える。尤《もっ....
範疇としての空間に就いて」より 著者:戸坂潤
る時私は逆に意識とはどういう意味かと問わねばならぬ。もし意識が対象を内に写す――模写説のように――ものであるならば、又は対象を構成する――批判主義のように――も....
空間概念の分析」より 著者:戸坂潤
に於て、某概念は某性格を有つと云う言葉も許される。併しもし、理解がその某性格を(模写説的譬喩を借りるならば)その儘。 * 主観と客観との二面の対立を仮定しこの両....
認識論としての文芸学」より 著者:戸坂潤
ということになる。独り文芸だけが認識であったのではないこと勿論だ。 認識論上の模写説、即ち唯物論だが、この模写説によると、一切の文化が何等かの条件と制約との下....