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「模刻〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

模刻の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
食魔」より 著者:岡本かの子
った。拓本職人は石刷りを法帖に仕立てる表具師のようなこともやれば、石刷りを版木に模刻して印刷をする彫版師のような仕事もした。そこから自ずから彼は表具もやれば刀を....
回想録」より 著者:高村光太郎
のものは父なりにちゃんと出来ているのである。 いい彫刻があると、父はよく稽古に模刻した。明時代頃のやきものの白衣観音の素晴しいのがあるというので、よそから借り....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
に貸してくれました。 そこで私は仕事の隙々を見て、桜の木で、そのままそっくりに模刻をした。そして右の観音を仏間に飾って置いたのでした。ふと、私はこの観音のこと....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
、出来る人は世話の焼けないもので、米原氏へ或る一つの手本を与えると、それを手本に模刻が出来る。薄肉とか半肉とかで、此所はこうと一ヶ所|極まり処を教えると、一を聞....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
たので、朝鮮に行き木工をやっていた時に、米原雲海君の作の旅人というのを写真で見て模刻したのが最初で、実は上郎清助氏が鋳金家の山本純民君をたのみ、右の模刻を私に見....