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模型
「模型〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
模型の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十八時の音楽浴」より 著者:海野十三
ともいうべきところで、紀元前四世紀以来、人知が考え出した人造人間のありとあらゆる
模型が陳列されてあった。あやつり人形のようなもの、甲冑武士のようなもの、進んでは....
「軍用鮫」より 著者:海野十三
虎鮫隊は、どこまで走る。 ちょうどその前面にあたって、一隻の大きな鋼鉄船の
模型が、上から巨大な起重機でもって吊り下げられ、もちろんその船底と廻るスクリュー....
「恐竜艇の冒険」より 著者:海野十三
じっさいその豆潜についている値段札を見ると、ほんとにやすいのである。ぼくたちは、
模型《もけい》の電気機関車とレールと信号機などの一組を買うだけのお金で、その豆潜....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
襲に、彼の家の三軒隣りの前の五間道路に、敵爆弾が落ちたとのこと。両側の家の一方は
模型飛行機店で店だけこわれ、他方の家は半分吹きよじれた。人の損害は、前の防空壕に....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
われた。そうであった。これは三根夫が作ったものではなく、テッド隊の中に、こういう
模型ものを作る名手が三、四人いて、それが他の隊員にも教えながら、毎日ほかの仕事は....
「金属人間」より 著者:海野十三
けんぶつ》した。それは、すこぶるかんたんな立体幾何学的《りったいきかがくてき》な
模型《もけい》のような形をしていた。 大小三つの輪が、からまりあっているような....
「恐竜島」より 著者:海野十三
には、海水ばかりではなく、方々に赤黒い岩が水面より頭を出していて、まるで多島海の
模型《もけい》のように見えた。その岩は、海水にいつもざあざあと洗われているものも....
「人造人間戦車の機密」より 著者:海野十三
はありません。現に、私が博士のところを辞しますときに、博士からこの人造人間戦車の
模型を見せていただきましたが、実にうまく動きました。大したものでした」 「お前は....
「共軛回転弾」より 著者:海野十三
ったチーア卿は、実験室には手をつけないことにして、更に次の部屋へ。 次の部屋は
模型室だった。四方の壁に棚が吊ってあって、その上に博士の発明になる新兵器の
模型の....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
、やることがきびきびしていた。 坑道のあらゆる底が調べあげられた。そして石膏で
模型が作りあげられた。その結果、この怪物は土中から出てきたのではないことがあきら....
「大空魔艦」より 著者:海野十三
模型飛行機 丁坊という名でよばれている東京ホテルの給仕君ほど、飛行機の好きな少....
「わがまま」より 著者:伊藤野枝
と彼女はじっと男の顔を眺めている勇気はない。彼女は故郷の幼い弟に頼まれた飛行機の
模型を買うのを口実に、銀座の通りまで行くといって停車場を出ようとした。改札時間ま....
「科学者と夜店商人」より 著者:海野十三
て来るのであった。その男の言うところによると、これは生きている烏ではなく、鵜烏の
模型なのだそうである。ただ或る仕掛けによって斯くは不思議な運動をするのだそうであ....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
てシュタルンベルク湖に遊ぶ。湖水の大きさはわが函嶺湖のごとし。その風景はスイスの
模型と称して可なり。ときに詩歌各一首を浮かぶ。 明辺城外有斜時雲亦断、一青影是瑞....
「本所両国」より 著者:芥川竜之介
僕等はいつか埃の色をした国技館の前へ通りかかった。国技館は丁度日光の東照宮の
模型か何かを見世物にしている所らしかった。僕の通っていた江東小学校は丁度ここに建....