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「権殿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

権殿の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
餐殿、御饌殿、御炊殿、盛殿、斎館、祓殿、祝詞屋《のつとや》、直殿、宿直所、厩屋、権殿、遙拝所の十八建築なければ設備全しと言うべからずとて、いかに神林大いに茂り四....
私本太平記」より 著者:吉川英治
たが」 「はははは。犬も悪かった。あの傲慢な生き物が、わしには、まざと、鎌倉の執権殿そッくりに見えてきたのだ。そこが酒だな。もう余りは過ごすまい」 「ここは闇の....
私本太平記」より 著者:吉川英治
、横におなり遊ばしたのでございました。さしての御乱酔とも思えませぬ」 「して、執権殿の御前の首尾は」 「それはもう……」 と、笑いこぼして。 「どちらもどちら....
私本太平記」より 著者:吉川英治
り静まり返っているだけ、なにかいい知れない鬼気のただよいすらあった。 「……いや権殿。あなたの方は、それで上々といえよう。ところが、こちらの目企みは、そうかんた....
私本太平記」より 著者:吉川英治
その高圧的な態度を、もっと露骨に。 「脇屋殿! 政所の徴税の令は、台命ですぞ。執権殿のおことばもおなじものだ! 台命にそむき召さるか」 「いや、そむきは仕らぬ」....