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「横上〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

横上の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
義血侠血」より 著者:泉鏡花
声|発《か》けて交互《いれちがい》に投げ上ぐれば、露を争う蝶|一双《ひとつ》、縦横上下に逐《お》いつ、逐われつ、雫《しずく》も滴《こぼ》さず翼も息《やす》めず、....
千年後の世界」より 著者:海野十三
いた一千万年後の世界という絵そっくりの街があらわれた。まず目についたのは、路が縦横上下に幾百条と走っていることであった。このおびただしい道路は、一つとしてフルハ....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
抵抗力意想外に強く、鍬を投げ棄てて甘粕氏の両腕を掴み、体量二十貫の同氏の全身を縦横上下に水車の如く振り廻しつつ引き離そうとするので、流石の甘粕氏も必死となり、振....
飛騨の怪談」より 著者:岡本綺堂
風は相変らず轟々と吼えて、灰とも烟とも譬えようの無い粉雪が、あなたの山の方から縦横上下に乱れて吹き寄せた。 その雪烟の中に迷うが如き火の光が一点、見えつ隠れつ....