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横切れ
「横切れ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
横切れの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「石狩川」より 著者:本庄陸男
松の木、お判《わか》りか?」
その方向に一先《ひとま》ず目標を置いて、この野を
横切れと命じていた。
浮き沈みして、草の海を泳ぎ抜こうとする一行であった。
....
「蠅」より 著者:宮本百合子
っぱれ》な奴だ、逃してやろうと思った。今、薬紙は、戸棚の前に下っている。蠅取紙を
横切れば、熊蠅は襖紙の上に出られる筈であった。この時の熊蠅の肢の踏張り方! 粘り....
「美しき月夜」より 著者:宮本百合子
の若い、健康な四本の脚が、この悦に満ちた晩に、どうしてこのたった五尺前後の空間を
横切れないことがあろう。彼は、マージーの臆病を揶揄《やゆ》する少年のような声を挙....