横截[語句情報] » 横截

「横截〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

横截の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
仮装人物」より 著者:徳田秋声
士T氏の家族が住まい、三間ばかりの一方に庸三の上の子供たちが寝起きしていた。庭を横截って二人で上がって行くと、書棚や椅子や額や、雑書雑誌などの雑然と積み重ねられ....
照葉狂言」より 著者:泉鏡花
小さき月に霜|凍てて、冷たき銀敷き詰めたらむ、踏心地堅く、細く長きこの小路の中を横截りて、廂より軒にわたりたる、わが青楓眼前にあり。 「あそこ、あの樹のある内。....
黒百合」より 著者:泉鏡花
する滝太郎を見着けた。 「おや、」 同時に少年も振返って、それと見ると、芝生を横截って、つかつかと間近に寄って、 「ちょいとちょいと、今日はね、うんと礼を言わ....
イギリス海岸」より 著者:宮沢賢治
んにんとうげ》から、遠野《とおの》を通り土沢《つちざわ》を過《す》ぎ、北上山地を横截《よこぎ》って来る冷《つめ》たい猿ヶ石《さるがいし》川の、北上川への落合《お....