横斜[語句情報] »
横斜
「横斜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
横斜の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
端あたりだろうという説がある。一首の意は、武庫の浦を榜ぎめぐり居る小舟よ。粟島を
横斜に見つつ榜ぎ行く、羨しい小舟よ、というので、「小舟」を繰返していても、あらあ....
「死剣と生縄」より 著者:江見水蔭
。それは実に見事なもので、大道を普通の人が歩くのと異らなかった。 折柄の夕陽は
横斜に小虎の半身を赤々と照らした。それが流れの鈍い水の面にも写るので有った。上に....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
まで生存し有名なものであったが、惜しいことには今枯れたとのことを聞いた。その幹は
横斜屈曲して枝椏を分ち葉を着け繁っている。先年私はこの高野山に登って親しくこれを....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
しながら、目にも留らぬ速さで廻っていた。無論|腕木の支柱があり、黒鉄の上下|槓が
横斜めに構えてはいた。その把手を菜っ葉服の一人が両手でしっかと引き降しに圧えた刹....