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横断面
「横断面〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
横断面の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「明暗」より 著者:夏目漱石
通の成功者に附随する一種の如才《じょさい》なさがあった。持って生れた楽天的な広い
横断面《おうだんめん》もあった。神経質な彼はまた誤解を恐れた。ことに生計向《くら....
「絶対矛盾的自己同一」より 著者:西田幾多郎
いて考えていない。これを全過程として見ないで、一々の意識作用として、いわば歴史の
横断面においてのみ見ているのである。これを意識面において中断して見れば、論理と直....
「無題(七)」より 著者:宮本百合子
つの眼玉がその禿をのぞいた。――いつ出るんだろう、あの爺さん――第二図は、湯槽の
横断面で、驚くながれ爺さんは湯槽で風呂をつかって居るのではなかった、彼はそこで生....
「文化史上より見たる日本の数学」より 著者:三上義夫
、はなはだしいのになるとあいたところが五珠の占めた長さほどあるものもあり、珠形は
横断面がまず楕円形ともいうべく、はなはだ鈍いものである。こんな形のものであるから....
「黒船前後」より 著者:服部之総
、軍隊なら一万人を輸送することができるはずである。 「グレート・イースタアン」
横断面 たんに大きい、だからまた補助金なしで算盤がとれる、というだけでなく「グ....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
て次々に今の形まで成長せしめたので、その久しい前後の伝記を切離し、単なる一時代の
横断面のみを以て、その本質を説こうとするは心得違いなことでなければならぬ。 ま....