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横陣
「横陣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
横陣の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
――戦闘は刻々に狂乱の度を加えて行った。 その頃、米国艦隊の主力は、十六隻の単
横陣を作り、最も後方にいたが、漸く三万五千メートルの射程に入ろうとして、専ら注意....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
西に当たってさらに煙の見ゆるは、平遠広丙鎮東鎮南及び六隻の水雷艇なり。 敵は単
横陣を張り、我艦隊は単縦陣をとって、敵の中央をさして丁字形に進みしが、あたかも敵....
「少年連盟」より 著者:佐藤紅緑
の間隔をとって、一列にならび、海ひょうの群れを陸のほうに見て、海のほうへ一文字に
横陣をすえて海ひょうの逃げ路をふさいだ。 「用意!」とゴルドンは手をもってあいず....
「昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
って、わが四隻の巡洋艦はちりぢりに離れてしまった。縦陣(⊂⊂⊂⊂)になっていても
横陣(∩∩∩∩)になっていても、一しょに狙われるから危い。旗艦『最上』は左へ舵を....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
松ヶ崎から陣ノ腰へかけての山上へ、長く横に布陣して、敵を待った。 とはいえこの
横陣が、奥行きの浅い薄手だったのはいうまでもない。 総軍、わずか二千余だ。 ....