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「樸直〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

樸直の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
坊っちゃん」より 著者:夏目漱石
聞くところによれば風俗のすこぶる淳朴《じゅんぼく》な所で、職員生徒ことごとく上代樸直《じょうだいぼくちょく》の気風を帯びているそうである。心にもないお世辞を振《....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
の二の舞いを演ずまいとした。人としての彼は「エスイタ教徒の愛嬌と、ストイック派の樸直と、直進的な気性」とを持っていたと言わるるが、当時の日本人が恐れるところを利....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
も、次男優善がその出であるので、抽斎|一家は岡西氏と常に往来していた。 栄玄は樸直な人であったが、往々性癖のために言行の規矩を踰ゆるを見た。かつて八文の煮豆を....