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「橋頭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

橋頭の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
だいこん」より 著者:久生十蘭
リーを考えているんじゃないかしら。 海兵隊と航空隊の先遣部隊が、ヨコヘイマに橋頭堡をつくり、臨戦配備について緊張していた二日目の夜、特派員のクラブへ頭に色小....
図書館法ついに通過せり」より 著者:中井正一
勿論われわれは、未だ多くの夢をもっている。しかし、かかるかたちにおいて、一つの橋頭堡を、われらの永い文化の闘いにおいて、かちえたことは、現段階の酷薄な情勢のな....
日和下駄」より 著者:永井荷風
んばし》、片側には鎧橋《よろいばし》を見る眺望をば、その沿岸の商家倉庫及び街上|橋頭《きょうとう》の繁華|雑沓《ざっとう》と合せて、東京市内の堀割の中《うち》に....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
に熟して、黄を帯ぶるを見る。徒歩して渓間に入り、さらに行くことマイルばかりにして橋頭に達す。その岸上に懸かる奇巌の風光は、わが寒霞渓に幾倍する壮観を有す。この山....
私本太平記」より 著者:吉川英治
をつたえ聞いて、集まって来た者どもなのだ。 そして、ここに彼が、戦略上の一つの橋頭堡を目企むにいたったのも、要は、さきに四散した残党たちの結集を図るにあった。....
私本太平記」より 著者:吉川英治
予想をこえていたもので――彼は箱根、足柄で舐めた不覚な教訓をここに生かし――敵の橋頭堡ともいえる三井寺を攻めつぶすやいな、まだその炎もさかんなうちに、 「この勢....