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機上
「機上〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
機上の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「国際殺人団の崩壊」より 著者:海野十三
て実は密かに某所で作りあげたフォルデリヒト解毒瓦斯であった。勿論、その一隊の誘導
機上には、もう死刑執行の日も近い筈の椋島技師のいとも晴やかな笑顔があった。....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
をする人も、真逆、あれほど多くはなかったろう」 湯河原中佐と、塩原参謀は、偵察
機上から、思わず悲憤の泪を流したことだった。 「浅草の上空です」浅川曹長が、伝声....
「海底大陸」より 著者:海野十三
市のスター街に向きあっていましたね。よくきてくださった……」 ラスキン大尉は、
機上からクーパーたちに元気をつけ、 「こんどこそは『鉄の水母』も、それから、その....
「地球盗難」より 著者:海野十三
ない。そこで直ぐ引返すから待っているようにと云い置いて、大隅学士は破れ洋服のまま
機上の人となった。 通信用の飛行機だから、すこぶる快速であった。大隅学士は久し....
「恐竜島」より 著者:海野十三
たたび訪れることはあるまい」 飛行艇が出発する時、南国の花で作られた花たばが、
機上からなげられた。 島に建てられた四つの墓に捧《ささ》げられたのである。 ....
「共軛回転弾」より 著者:海野十三
らで、こま鼠のようにきりきり舞いをしていたが、それでも一時間後には、ちゃんと輸送
機上の人となっていた。もちろん共軛回転弾の箱は、
機上に大事に保管されていた。 ....
「英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
この英国に飛んだのだ。そのとき、既に負傷していた。同乗させてやった中国人仏天青は
機上で死んだが、おれは、いつの間にか、その先生の服を持っていたんだ。おれは飛行機....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
のとき竪坑の天井もうちぬかれたのです。あの爆撃のとき、敵機に乗っていた搭乗員が、
機上からふり落されて、ここへ落ちこんだのではないでしょうか」 そういったのは少....
「怪塔王」より 著者:海野十三
ていましたが、やがて傾いている軍艦淡路のま上までくると、ぐるぐる廻りだしました。
機上から空中写真をとっているのでありましょう。 それから暫くすると、中の二機は....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
ちょうど北赤道海流の流れているその真上を飛んでゆくような航空路になっている。君は
機上から、一度よく偵察をするのだ。その模様によって、第二の行動をおこすことにして....
「大宇宙遠征隊」より 著者:海野十三
第二、第三の各斥候隊に帰艇を命じましょうか」 「うむ、そうしてくれ、それから飛空
機上の第四斥候隊とはまだ連絡がとれるか」 「はッ。おい無電員、第四斥候隊の方はど....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
られた。 飛行隊は前進行動を中止して、旋回飛行にうつった。光弾が三つ四つ五つと
機上からなげ落された。 暗黒だった海面一帯は、ものの三分とたたないうちに、まる....
「軍用鼠」より 著者:海野十三
秘密であった。鼠を輸入して軍用鼠の研究をしているということが国内官吏に知れても軍
機上よろしくないのである。計略ハ密ナルヲ良シトスだの、敵ヲ図ラントスレバ先ズ味方....
「三重宙返りの記」より 著者:海野十三
を」 「僕は、からだが悪いので……」 「どこが、どうわるい」 「心臓やその他……
機上で人事不省になるなんて、醜態ですからねえ」 「なあに、心臓なんか、大丈夫だ。....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
た。それは約束と違うと思ったが私も耐えて終るまで待っており、私の国防上の見地を軍
機上許す限り私としては赤誠を以て説明した積りである。終ると先方から、「現在の日本....