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機中
「機中〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
機中の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
れば、あのロケット機に乗って地球から逃げ出す奴がいるに違いないから、前もってあの
機中に潜伏していて、密航するというわけだ。そして月世界あたりへ行ってしまう」 「....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
六千メートルの高度に於て、メーコン、ラオコンの両飛行船隊を浮べ、飛行機全台数二千
機中六百台の偵察機は各母艦より飛翔して輪形陣の進航前方を、交互警戒し、時速三十キ....
「海底大陸」より 著者:海野十三
ちもハンカチーフでなみだをぬぐって元気づいた。 捜索隊への命令が発せられた。待
機中の駆逐艦隊や、れいのラスキン大尉のひきいる飛行隊は、新たに潜水艦隊をつれて勇....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
グ事件に一括されて、それには、否定すべからざる暗影を持つ押鐘津多子が、しかも、動
機中の動機とも云うべきものを引っさげて、登場して来るのだった。勿論、確実な結論と....
「碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
川秀包、毛利元康、筑紫広門等五千の軍を右廻して明軍の左側面を衝かしめ、小丸山に待
機中の立花宗茂三千の軍を左廻りして右側面を襲わしめた。隆景自身、井上粟屋勢の後に....
「口笛を吹く武士」より 著者:林不忘
もみな、何らの関心も示さず、知らんふりをしているのだった。 関西に散らばって待
機中だった同志が、前後して下ってきたのを、江戸に暗躍していた人々が途中まで迎いに....
「火薬船」より 著者:海野十三
たまるかい」 といってはねのけようとする。そのときばたばたとかけてきたのは、待
機中の事務長をはじめ派遣隊の連中だった。この連中にそうがかりになっては、大力の竹....
「怪塔王」より 著者:海野十三
、連絡無電がはいってきました。 「本隊は、高度三千メートルをとりて、鹿島灘上に待
機中なり、貴官の命令あり次第、ただちに爆撃行動にうつる用意あり、隊長|松風大尉」....
「大宇宙遠征隊」より 著者:海野十三
いぞ」 辻中佐は命令した。 命令|一下、幕僚は直ちにマイクをもって、艇外に待
機中の予備隊二ヶ隊を救援隊として出発させた。 いよいよこれは大きな戦闘になるで....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
も文選されない、雑誌の半面、新聞の五行でも、そいつを狙って、鷹の目、梟の爪で、待
機中の友達のね、墨色の薄いのと、字の拙いのばかり、先生にまだしも叱正を得て、色の....
「昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
特務艦が、三つの軍港から、伊勢湾をめがけて急行した。 諸君、戦時の艦隊編制は軍
機中の軍機、秘密中の秘密である。しかし、伊勢湾に集合した艨艟《もうどう》を見たら....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
奪を繰り返し、戦況は極めて惨澹たるものがあった。 午後五時頃普将ブリュッヘルは待
機中の残余部隊をリーニー、セント・アルマント村に進め仏軍の左翼を包囲せんと企図し....