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機内
「機内〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
機内の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ある宇宙塵の秘密」より 著者:海野十三
入ってきた。「渋谷博士の最大の犠牲がロケットをふたたび推進させた。博士はおそらく
機内にいないであろう。彼はロケットより身を捨てたのにちがいない。ロケットから離れ....
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
は、サイド・パイプから油が少々ふきだしたことにあった。そのおかげで、ドレゴは単身
機内へ乗込んで、ケノフスキーに面会することができた。かれは、短刀直入に用件を切出....
「恐しき通夜」より 著者:海野十三
と云った方が当っているくらいだった。いつも三機|雁行の、その先登に立っていた司令
機内のこの儂は、反射凸面鏡の中に写る僚機の、殺気だった戦闘ぶりを、ちょいちょい眺....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
しい。この分なら心配なしと、私は安心した次第。 十一月二十四日来襲の敵機は七十
機内外で、爆弾は七十発ぐらい、あとは焼夷弾だった。ねらったところの第一は、三鷹の....
「氷河期の怪人」より 著者:海野十三
るが、これ以上あげると、エンジンの馬力がたいへんおちるしんぱいがあった。そして、
機内は、寒さのため、のりこんでいる特使団の一行はもちろん、操縦士や機関士などの乗....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
限をちゃんとあわせた。あと一分五十秒で爆裂するのだ。 一分二十秒で駆けもどって
機内にはいり、十秒で扉をとじ、エンジンの燃料に点火する。あと二十秒でエンジンは全....
「怪塔王」より 著者:海野十三
とがあっても逃しはせんぞ」 兵曹長は、飛行の邪魔になっている麻綱を、くるくると
機内にひっぱりこみました。そして、勇敢にもぐっと上舵をとり、エンジンを全開にして....
「流線間諜」より 著者:海野十三
本機を尾行している国籍不明の飛行機とは一体何者が操るものであるか。 「イマ尾行
機内ヲ暗視機デ映写幕上ニ写シ出ス乗組員ニ注意!」 と、続いて警報が聞えた。と、....
「年譜」より 著者:宮本百合子
企業整備がはじまり、民間の日常必需品の統制が開始された。前年十月に成立した東條英
機内閣はこの時期、彼等にとってもっとも甘美なファシスト独裁の夢をみていた。 一....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
と冴えわたって、死生|命あり論ずるに足らずといった心境だ。おもむろに眼をうつして
機内を見まわす。 女、十六人――内訳、七十歳あまりの老婆ひとり、中老七人、若い....
「旅客機事件」より 著者:大庭武年
大きく言って、自分の座席を跼み乍らはねのけた(大抵の人は知っていると思うが、旅客
機内の模様は上掲の如きものである。尚、念の為めに附記すれば、Aの座席に重役風の紳....