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機場
「機場〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
機場の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
舎は賑やかでございます。養蚕を余り致しません処は足利の方でございます。此処はまた
機場でございまして、重に織物ばかり致します。高機を並べまして、機織女の五十人も百....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ぞにして家《うち》で着用《きよう》にしたり、その残りは八王子だとか、上州だとか、
機場所《はたばしょ》へ売り出すんですが、あれを買い占めて浜から異国へ積出すんです....
「食堂」より 著者:島崎藤村
る。そこの古い寺の墓地には、親達の遺骨も分けて納めてある。埼玉気分をそそるような
機場の機の音も聞えて来ている。お三輪はほんの一時落ちつくつもりで伜の新七が借りて....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
物の中で最も正しいまた立派な仕事の一つといえます。関東には右に述べたように沢山の
機場がありますが、結城のみがただ独り名誉を重んじて頑固にその格を守り続けているの....