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機関砲
「機関砲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
機関砲の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「趣味の遺伝」より 著者:夏目漱石
ごうてい》に着くや否《いな》や穹窖《きゅうこう》より覘《ねらい》を定めて打ち出す
機関砲は、杖《つえ》を引いて竹垣の側面を走らす時の音がして瞬《またた》く間《ま》....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
つけちまわないんでしょうね」 「あっちは、飛行機では、載せられないような、大きな
機関砲を、沢山持っているんだ。こっちの飛行機が、近づこうとすると、遠くからポンポ....
「海底大陸」より 著者:海野十三
、機関銃座にしがみついた。 「射て!」 で、射程にはいった怪物にむけて、猛烈な
機関砲の射撃がはじまった。 口径二十三ミリの砲弾はドドドッとものすごいひびきを....
「田舎教師」より 著者:田山花袋
した作者が、あるいは砲煙のみなぎる野に、あるいは死屍の横たわれる塹壕に、あるいは
機関砲のすさまじく鳴る丘の上に、そのさまざまの感情と情景を叙した筆は、少なくとも....
「火星兵団」より 著者:海野十三
た宇宙艇を、これさいわいと、うでに力を入れて、引金をひいた。
ごうん、ごうん。
機関砲からは、ガス弾が、うなりをあげて、とびだしていく。
たちまち、火星の宇宙....
「大空魔艦」より 著者:海野十三
ることが向うからやってきた。 ダダダダダン。ダダダダダン。 いきなりはげしい
機関砲の音であった。びりびりと、機のなかのかべがふるえた。 びっくりして窓から....
「地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
を飛びだした機は、五機だった。いずれも四人のりの偵察機であった。偵察機だけれど、
機関砲を持っていれば、機銃もある。小型爆弾も積んでいるというやつで、偵察機と襲撃....
「流線間諜」より 著者:海野十三
た、哨戒員は暗視機で四方八方を睨み、敵機もし現れるならばと監視をゆるめなかった。
機関砲の砲手は、砲架の前に緊張そのもののような顔をしていた。しかし其後は何者も邪....
「空襲警報」より 著者:海野十三
もまた物凄い地獄絵巻がくりひろげられていった。 グワーン、グワーンとうなる敵の
機関砲。 ヒューンといなないては宙返りをうち、ダダダダダーンと、敵機にいどみか....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
消防自動車のようなサイレンを鳴らしながらすっ飛んできた。ブリッジに大きな探照灯と
機関砲がくっついている。サイレンがなにかの合図だったとみえ、軍艦のランチは大いそ....
「昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
神風隊は八機の中《うち》、七機まで射ち落されてしまった。 荒鷲爆撃機は翼の下に
機関砲を据えつけている。この
機関砲はドイツのメルカツ博士が考え出したもので、空中....