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機関紙
「機関紙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
機関紙の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「党生活者」より 著者:小林多喜二
いたアスファルトから生温かい風が吹いている或る晩、私は須山と伊藤に渡す「ハタ」(
機関紙)とパンフレットを持って家を出た。その夜はエンコすることになっていた。途中....
「安重根」より 著者:谷譲次
立ちて独り漁夫の利を占めつつあるなり。」――とこう言うんだが、この新聞は社会党の
機関紙だ。社会党のやつらまで、急にこんなに関心を持ち出したところを見ると、やっぱ....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
信的愛国心が、まだ多分に民衆の中に残っていると思った。が、そんな火の気は、王党の
機関紙『ラクション・フランセエズ』を先登とする三、四の新聞でぶすぶすとえぶってい....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
来ても、『日本精神文化』という雑誌が出ても、又日本精神協会というものがあってその
機関紙『日本精神』が刊行されても、そうした日本精神主義による日本精神の解明は当分....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
て活動することも出来るということである。「日本」新聞は別に諸日本ファシスト政党の
機関紙ではないが、社会的機能としてはファシストのイデオロギー機関として機能するこ....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
化の進歩を直接に連想させる。リュマニテの名を頂く文庫や、リュマニテという名の党の
機関紙が存在し得る理由はここにあるのだが、処が日本ではヒューマニティーの観念はま....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
の商品生産を意味するブルジョア・ジャーナリズムに限らないということであって、現に
機関紙やアジビラ・アジテーション・プロパガンダ、其の他によるプロレタリア・ジャー....
「辞典」より 著者:戸坂潤
取り扱ったものである。 一八八四年三度渡米、ニューヨークに於てアメリカ社会党の
機関紙『社会主義者』の主筆となる、一八八六年シカゴに移るまで其位置に止まる。一八....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
手によって芟《さん》除しようというのである。既に会員は千名を越えているし、やがて
機関紙も発行するし、更に運動を全国の都市の吏員にまで拡げようという。――こうして....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
るのである。吏道の振粛とはかかる政治機能の振粛ということだ。裁判所の書記の結束(
機関紙に侮辱的言説があると云って弁護士会にねじ込んだ)も、内務省下級官吏の結束(....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
、それは、国際裸体婦人同盟の熱心な会員でもあり、同時にまた、反ファシスト派の巴里
機関紙「|黄色い嘴」の論説部員として、今朝死を賭して、この「|久遠の街」へ潜り込....
「新らしき文学」より 著者:坂口安吾
* 今度我々九名の同志が新らしき文学の建設を意図して「桜の会」を結成し、
機関紙「桜」を発刊した。我々の仕事はこれによって其の実際を知っていただきたい。 ....
「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」より 著者:戸坂潤
開催せられた。出席者約三十名、舟木重信を議長とし議事を進め、各部の事務的な報告、
機関紙原稿料改正、その他についての会員からの議案提出等あり、新幹事の改選に入った....
「社大党はファッショ化したか?」より 著者:戸坂潤
な社会民主主義に戻るか、どっちかに決めろと要求している。氏の関係する某右翼政党の
機関紙も亦(「社会大衆党に与う」)全く同じことを書いている。大衆的地盤に極めて乏....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
中国総会の発会式となった。 日本に於ては昭和十四年秋東亜連盟協会なるもの成立、
機関紙「東亜連盟」を発行、翌十五年春から運動が開始せられた。在来の東亜問題に関す....