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「機雷〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

機雷の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地球発狂事件」より 著者:海野十三
がふわふわと暖かい海面へ落ちて行く。何だろう、あれは……。食糧投下かな、それとも機雷投下か。わしたちは船橋に固まって、今にも爆発音が起るかと耳と目とに全神経を集....
三十年後の東京」より 著者:海野十三
おい、待ちたまえ。あれは危険なものじゃないか」 「そういえば、昔の写真に出ている機雷みたいな形をしていますわね」 「ふん、機雷に似たところもあるけれど、機雷は海....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
軍は全く役に立たず、そうかと云って、無理に進むと、それ、あの金剛や妙高のように、機雷をグワーンと喰わなきゃならんで、今のところ低気圧の散るのを待たねば、艦隊は損....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
いるらしい。鹿児島からも串良からも手紙が来ず、わからない。 また瀬戸内海等ヘ、機雷投入を二日つづけてやった。きょうは尾道と四国との連絡船が停まったと出ていた。....
壊滅の序曲」より 著者:原民喜
り、人心も緊張と弛緩《しかん》が絶えず交替していた。警報は殆ど連夜出たが、それは機雷投下ときまっていたので、森製作所でも監視当番制を廃止してしまった。だが、本土....
三十年後の世界」より 著者:海野十三
おい、待ちたまえ。あれは危険なものじゃないか」 「そういえば、昔の写真に出ている機雷《きらい》みたいな形をしていますわね」 「ふん、機雷に似たところもあるけれど....
独本土上陸作戦」より 著者:海野十三
ル下に張ってあるから、普通の潜水艦艇では、突破は困難だ。また普通の潜水艦艇では、機雷にぶっつけるかもしれないし、警報装置に引懸って所在が知れるし、どうもよくない....
英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
を出ていく数隻の商船群の前には、赤い旗をたてた水先案内らしい船が見えるが、これは機雷原を避けていくためであろう。またはるかに港外には駆逐艦隊が活発に走っていた。....
沈没男」より 著者:海野十三
入ろうとしているところだ。附近は、独国海軍の侵入を喰い止めるために、到るところに機雷原が敷かれてあるので、かなり面倒なコースをとらなければならない。しかし安心な....
地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
。なるほど、ああなるほど」 「お前のように、臆病で、びくびくしていると、西瓜が、機雷に見えたりするのだ。しっかりしろ。あははは」 パイ軍曹は、笑った。だが、そ....
火の扉」より 著者:岸田国士
あつた。しかし、一人の厳めしい洋服姿の男が、薄笑いの中で言葉を濁しながら、近頃、機雷がおびたゞしく流れてくるからだと、断言したので、一同は、是も非もなく口をつぐ....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
知れないが、たとえば、裏日本の海辺に於ては太平洋戦争前から再々ウラジオストックの機雷の漂流に悩んでいたのであった。ウラジオのものらしい機雷が津軽海峡にまで漂流し....
昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
の兵力(兵隊の数)は二万人で、飛行機が二百五十機、戦車が五十輛もあるのだ。沖には機雷が三万以上沈めてある。 守備隊司令官のロイド中将は、胸をたたいて、 「十万....