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橿原
「橿原〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
橿原の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「自叙伝」より 著者:大杉栄
かった。 四月の半ば頃に、全校の生徒が、修学旅行で大和巡りに出かけた。奈良から
橿原神宮に詣でて、雨の中を吉野山に登って、何とかというお寺に泊った。第二期生だけ....
「古事記物語」より 著者:鈴木三重吉
をどんどん攻め亡ぼして、とうとう天下をお平らげになりました。それでいよいよ大和の
橿原宮で、われわれの一番最初の天皇のお位におつきになりました。神武天皇とはすなわ....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
見ますると、二た通りあるように存じます。一つはすぐれた人霊を御祭神としたもので、
橿原神宮、香椎宮、明治神宮などがそれでございます。又他の一つは活神様を御祭神と致....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
加斯賀母登、由由斯伎加母、加志波良袁登売、云々とある如く、神聖なる場面と関聯し、
橿原の畝火の山というように、橿の木がそのあたり一帯に茂っていたものと見て、そうい....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
一月二日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕
一月二日 第一信
さて、あけましておめでとう。除夜の
橿原神宮の太鼓というのをおききになりましたか? 私たち(この内容は後出)は銀座か....
「なよたけ」より 著者:加藤道夫
(何気なく開いたところを読み始める。夕日が赤々と輝き始める)玉だすき 畝火の山の
橿原の 日知りの御代ゆ あれましし 神のことごと 樛の木の いやつぎつぎに 天の....
「春昼後刻」より 著者:泉鏡花
らりぶうらり、谷戸の方へ、行かしっけえ。」 と言いかけて身体ごと、この巌殿から
橿原へ出口の方へ振向いた。身の挙動が仰山で、さも用ありげな素振だったので、散策子....
「古事記」より 著者:太安万侶
して亂暴な神たちを平定し、服從しない人どもを追い撥《はら》つて、畝傍《うねび》の
橿原《かしはら》の宮において天下をお治めになりました。 神の御子 ――英雄や....
「日本歴史の研究に於ける科学的態度」より 著者:津田左右吉
り、この場合では宮殿を作るということである。(大和地方は服属したからさしあたって
橿原に皇居を設けることにするが大和以外の地方はまだ平定しないから)日本の全土を統....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
代々の天皇・皇后がお立ちになっておられます。かかる次第でありますから、神武天皇が
橿原宮に御即位になりまして後に、天津神の代表者として仰ぎ奉るべき天照大神と、国津....