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檀徒
「檀徒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
檀徒の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
てよい所謂信徒を別にして、大部分の者は単にその家族関係から云って一定宗派の寺院の
檀徒だというに止まっているから、宗派神道の可なりに熱心な信徒と、直接その数を比較....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
して、慈善に用うという。 米国の寺院には、毎月一、二回ソーシャブルと称し、その
檀徒のもの、おのおのその友人知己を誘い寺院に至り、互いに紹介し互いに談話し、茶菓....
「五重塔」より 著者:幸田露伴
しも気味よし、それよりは江戸で一二といわるる大寺の脆く倒れたも仔細こそあれ、実は
檀徒から多分の寄附金集めながら役僧の私曲、受負師の手品、そこにはそこのありし由、....
「エタに対する圧迫の沿革」より 著者:喜田貞吉
宗を禁ずるの方便として、天下の人民ことごとく仏教に帰依せしめ、必ず何らかの寺院の
檀徒なるを要とするに至って、彼らを忌むの念は自ずから一般に普及するに至ったのに相....
「特殊部落と寺院」より 著者:喜田貞吉
部落の如きは、八個の寺院をさえ有しているそうである。もっとも中には部落外の寺院に
檀徒たるものもないではない。例えば京都天部部落の旧年寄家松浦氏の一族が、浄土宗黒....