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檀林
「檀林〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
檀林の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
祖師堂。お祖師堂から参籠所、参籠所から位牌堂、位牌堂から経堂中堂、つづいて西谷の
檀林、そこから北へ芬陀梨峯へ飛んで奥の院、奥の院から御供寮、それから大神宮に東照....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
外久蔵主稲荷、常念仏堂、経堂、無縁塚坊舎が三カ寺、所北寮が百軒、浄土宗関東十八|
檀林中の随一を誇るだけあって、広大壮麗言うばかりない大伽藍です。 「ここからはお....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
によって点取り生活をしている営業の人という意味でもなく、正風《しょうふう》とか、
檀林《だんりん》とかいうまでもなく、一種の俳諧味を多量に持った道づれの旅人と見れ....
「雪の宿り」より 著者:神西清
今までは只おぞましい怖しいとのみ思っておりました足軽衆の乱波も、土一揆衆の乱妨も
檀林巨刹の炎上も、おのずと別の眼で眺めるようになって参ります。まことに吾ながら呆....
「俳人蕪村」より 著者:正岡子規
二百年、その間|出《い》づるところの俳人少からず。あるいは芭蕉を祖述し、あるいは
檀林《だんりん》を主張し、あるいは別に門戸を開く。しかれどもその芭蕉を尊崇するに....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
違っている。 それに山門から奥を覗くと日蓮宗の寺らしく見える。宝蔵院が日蓮宗の
檀林であるということはかつて、武蔵も聞かない話であるから、これはやはり宝蔵院とは....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
、中祖の菩提所を通じて、変らない関係にあったことだけは認められよう。 で、その
檀林から、大淵が藩へ招かれたことも、極めて自然なのであるが、大淵の弟子として、春....