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櫓太鼓
「櫓太鼓〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
櫓太鼓の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「正義と微笑」より 著者:太宰治
ジオ放送である。好きな曲なんだけれど、どうしても、気持にはいって来ない。大きな、
櫓太鼓みたいなものを、めった矢鱈に打ちならすような音楽でもあったら、いまの僕のい....
「残されたる江戸」より 著者:柴田流星
三日を一年の栄えとして、さて遂には裸一貫の気安い夏をも送るのである。 五月場所
櫓太鼓の音、都の朝の静けさを破って、本場所の景気を添ゆれば、晴天十日江戸ッ児の心....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
い、江戸か上方、いずれ大相撲の一行が、この辺で打っているのだな――
まもなく、
櫓太鼓《やぐらだいこ》の勇ましい音。お角の鼓膜にこたえて、感興をそそり、腕がむず....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
飯倉の土器坂へ一度聞きに行った。文句はよくわからなかったが、千両|幟《のぼり》の
櫓太鼓の曲弾を子供ながら面白く感じた。 子供の時の記憶で最も驚いたのは、安政の....