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櫛の歯を挽く
「櫛の歯を挽く〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦系図」より 著者:泉鏡花
掴みだと思うと、手八の蒔直しで夜泊の、昼流連。祖母さんの命を承けて、妹連から注進
櫛の歯を挽くがごとし。で、意見かたがたしかるべき嫁もあらばの気構えで、この度母親....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
輩は、これまたぞくぞく、東国から京へと急ぎ、海道はそのため、西ゆく者、東する者、
櫛の歯を挽くが如しじゃと、いわれておる」 「いずれにせよ、もはや右顧左眄している....