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「櫪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

櫪の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
虞美人草」より 著者:夏目漱石
出来るなら、この二年の間に相応の仕事はしているものを、親譲りの貧乏に、驥《き》も《れき》に伏す天の不公平を、やむを得ず、今日《きょう》まで忍んで来た。一陽は幸....
小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
も母さんと話したことだが、卿も知っとるが、武男さんの事だがの――」 むなしき槽の間に不平臥したる馬の春草の香しきを聞けるごとく、お豊はふっと頭をもたげて両耳....
口笛を吹く武士」より 著者:林不忘
驥《ろうき》ということばが、一角のあたまのなかに、想い出された。老驥《ろうき》、《れき》に伏す。志は千里にあり――そんなことを口の奥にくり返して、急にかれは、....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
才|伸を以て妥に承けられるはずがない。伸るというのは反語でなくてはならない。老驥に伏すれども、志千里にありという意がこの中に蔵せられている。第三もまた同じ事で....
十二支考」より 著者:南方熊楠
に掛くるは如何、猿を山父、馬を山子といえば、父子の義を以て守りとするか、ただし馬神《ばれきしん》とて厩神|在《いま》す、両足下に猿と鶺鴒《せきれい》とを蹈ませ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
君に封ずとあるは犬が封号を得たらしい。また唐の貞元中大理評事韓生の駿馬が、毎日|中《れきちゅう》で汗かき喘《あえ》ぐ事遠方へ行きて疲れ極まるごとき故、圉卒《ぎ....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
までの学者の解釈によると、鶺鴒はよく馬屋の口へ遊びに来る鳥である故に、中国では馬神という馬の保護神の像の片端に、この小鳥を描くものがあった。それを採用したもの....