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「欠礼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

欠礼の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
虚構の春」より 著者:太宰治
、五、六日まえ、すでに拝受いたしました。きょうまで、お礼|逡巡《しゅんじゅん》、欠礼の段、おいかりなさいませぬようお願い申します。玉稿をめぐり、小さい騒ぎが、ご....
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
まだ四十九日もたたないうちに、めでたいどころの騒ぎでない。 「服喪中につき、年賀欠礼|仕候《つかまつりそうろう》」 薄い墨で書いた一札を玄関前にぺたりと張りつ....
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
関係上前便封書にて、該家に係る戸籍謄本申請至急御下附を願う。先ずは取急ぎ葉書にて欠礼右御願い迄、以上――」 何と馬鹿げた手紙ではないか。無論支倉の目的は戸籍謄....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
下に敷くに至って、ついに今一つ以前の坐礼を忘れてしまい、オラクニヰルことをもって欠礼と感ずるようになったのである。日本魂の方が確かにそれよりも古くからの記憶であ....