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次回
「次回〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
次回の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
、サア網に掛かって上ったのは何であろう、読者も銘々に推量して見るも亦一興だろう、
次回には分るのだから。
第三十七回 切口も見事だ
網に掛かって揚《あが》っ....
「壊れたバリコン」より 著者:海野十三
衰減セザルヤ」 僕「ヤヤ衰減シタルヨウニ思ウ。予ハ一切ヲ直チニ其筋ニ急報スベシ。
次回ノ通信ハ約二時間後、スナワチ午前四時ニ行ウベシ。貴局ノ都合如何」 相手「応諾....
「あやつり裁判」より 著者:大阪圭吉
に見誤りはないかなぞと念押しがあり、検事さんと弁護士の押問答があって、結局判決は
次回に廻されたんです。……さあ、その間に検事さんはやっきになって、その「つぼ半」....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
衛方法に決定的な指針を与えるものに相違なかった。けれども、こうして法水の知脳が、
次回の犯罪において全く犯人の機先を制したかのように見え、ことに火精の一句が、結局....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
三の新論派はようやく萌芽を吐きたり、経済論派、法学論派のごときものこれなり。請う
次回においてその大要を吟味せん。 第七 経済論派および法学論派 泰西....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
まで弁護人から度々申請して許されなかった、神楽坂署の佐藤司法主任石子刑事の二人が
次回に証人として呼ばれる事になった。 「東京未決監未決六年、冤枉者支倉喜平」 ....
「恐竜島」より 著者:海野十三
。しからば、こうしたらどうです。ツルガ博士がゆくときは、モレロ君はあとにのこる。
次回はモレロ君がゆき、ツルガ博士はあとへ残る。そんならいいでしょう」 マルタン....
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
の物語すなわち「八ヶ嶽の魔神」というこの物語の主人公なのである。 いでや作者は
次回においては、この猪太郎の身の上について描写の筆を進めると共に、全然別種の方面....
「火星探険」より 著者:海野十三
対して行うにはまだ危険の程度が分らないからであった。今回の動物実験がすんだ上で、
次回には更にあらゆる準備をととのえ、人間を試験台にすることとなっていた。今まで室....
「未来の地下戦車長」より 著者:海野十三
やかしい成功への一種の発条《はつじょう》であると思い、このたびの失敗に奮起して、
次回には、更にりっぱな地下戦車を作り出せ。そのときこそ、今日の不面目《ふめんぼく....
「独本土上陸作戦」より 著者:海野十三
集官たちは、残念ながら、博士についてのニュース材料の持ち合わせがなかった。それで
次回から、せいぜい気をつけることにして、金博士の身辺を猟犬の如く、或いはダニの如....
「娘煙術師」より 著者:国枝史郎
で、お粂と金兵衛との二人が、立ち去ったほうを見送ったが、以上を物語の発端として、
次回から序曲にはいることにしよう。
三回ばかり足を早めて書こう。
ここ....
「城」より 著者:カフカフランツ
っこんで、みずから部屋の人に説得し始める。おそらく部屋の人にいろいろ約束をして、
次回の配分のときには別な人を相応に罰してやるなどと受け合っているらしいのだ。少な....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
聳えて呼べばまさに応えんとする風情は佳い眺めでございます。大王殿下と会見の次第は
次回に述べます。
宮殿の接客室には将校達が沢山居る。その中に外務大書記官....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
隊を広地域に宿営せしめて哨兵線をもって警戒し、この期間を利用して補充、教育その他
次回戦役の準備をする。時に冬期作戦を行なう事あるもそれは特殊の事情からするもので....