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「次官〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

次官の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
近時政論考」より 著者:陸羯南
継ぎたるものと言うべし。かつ第一期の国権論派中にいちじるしき学者の一人、今の司法次官箕作麟祥氏は当時にありて一の私塾を開き、かの慶応義塾などと相対立して法学の教....
二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
のは、中で一番肩章の立派なアルゴン大将だった。彼は、数分前新任されたばかりの戦争次官だった。 「やっぱり、あれにやられたんですかなあ」 と、別の将校が、次官を....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
な画一教育と知識教育とを打破しようという。 司法省関係では皆川治広氏(当時司法次官)の大孝塾が出来上り、これも道場を設けて左翼党士に金をやって忠孝の研究をさせ....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
二人から出来ています。羅馬進軍当時の四人の将軍、ファシスト革命直後三年間の大臣と次官、一九二二年以後のファシスト事務総長、国民軍指揮官、学士院長、国防特別裁判所....
ガリバー旅行記」より 著者:スウィフトジョナサン
誓約書を私のところへ持って来たのも、このスカイリッシュ・ボルゴラムでした。二人の次官と数人の名士をつれてやって来ましたが、誓約書を読みあげると、私に、いち/\そ....
露の答」より 著者:坂口安吾
もありました。 尤も加茂五郎兵衛は決して大政治家ではありません。今で申せば政務次官ぐらいのところで政界と縁を切りましたが、このときは大変な騒ぎであった。 時....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
」 「ええ、それは誰でも親しい者は知っていることですから。」 石本氏は長く陸軍次官をお勤めになって、立派なお方でしたけれど、強いところもおありになるのでしょう....
」より 著者:犬田卯
る。 「陳情づらと見ると笑った。 「でも、あの顔で陳情されたら、たいがいの大臣、次官も参っちまアべ。」 「気勢だけでか。」 「さてト、俺もそれではこれから陳情に....
子規居士と余」より 著者:高浜虚子
輩であったが非風、古白、可全三君の外は皆未見の人であった。明庵というのは前の大蔵次官の勝田主計君の事である。 藤野古白君は子規居士よりも前に知っていた。そうし....
三十年前の島田沼南」より 著者:内田魯庵
ていた時、懐われて縁組した恋婿であったそうだ。沼南が大隈参議と進退を侶にし、今の次官よりも重く見られた文部|権大書記官の栄位を弊履の如く一蹴して野に下り、矢野文....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
は一人で、一番古くやって居る者がすべてその責任を帯びてやりますので、その他はまあ次官のようなものです。宰相もまた同様で一番元老の人が実際の権力を持って居るので、....
握り寿司の名人」より 著者:北大路魯山人
め、それなりの寿司屋になっているが、もし大学でも出ていれば現在は少なくとも局長、次官はおろか大臣級になっていたかも知れない。ともかく、苦労を積んだ、頭のよいでき....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
ものあるは、あに奇ならずや。 八日、晴れ。午後、甘利氏とともに官省に至り、文部次官に面会し、その紹介を得て文科大学を参観す。その名義は大学なるも、実際は中学教....
鉄の処女」より 著者:大倉燁子
交界の花形であるばかりでなく、社会事業家としても相当の手腕を有っているので、××次官の夫伯爵よりも、反って彼女の方が世間からは知られている。 「あの奥様が死んじ....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
至らず、財政的準備以外は何ら見るべきものが無かった。 「一九一四年七月初旬、内務次官フォン・デルブリュックは当時ロッテルダムに多量の穀物が在ったため、急遽ドイツ....