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次様
「次様〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
次様の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
層植込み、梅の御殿と申して新らしく御普請が出来て、誠にお立派な事でございます。前
次様は權六が江戸着という事をお聞きになると、至急に会いたいから早々呼出せという御....
「煩悩秘文書」より 著者:林不忘
、この二十七間、日本橋の南の袂は高札場、ちょうど蔵屋敷、砥石店の前である。 「大
次様! 大次郎さま――。」 ひき裂くような声に呼びとめられて、大次郎は、ゆっく....
「暗黒公使」より 著者:夢野久作
女のお名前は何と云いますか」 女はやっと答えた。 「それは申上げられませぬ。嬢
次様のお許可を受けませねば……」 ストーン氏は苦々しい顔をした。 「それは何故....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
な卑怯なことなさらずとも、もっと機がござりましょう。約束約束と――妾よりも、小藤
次様が、約束をお守りなされずに――」
と、眼で睨みながら、言葉は柔かにいった。....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
された気がしたのであろう。 「何ですって」 お甲は眼にかどを立てた。 「私と藤
次様と、どこが、おかしいんですか」 「おかしいと、誰がいった」 「今、いったじゃ....
「雲霧閻魔帳」より 著者:吉川英治
六とは」 「伝馬の牢番では、一番古顔な男さ」 「お係は?」 「吟味与力、高梨小藤
次様」――と口走ってから、あわてて、 「おいおい雲霧、だが、これや、内密だぜ。い....